症例1

上顎前突【じょうがくぜんとつ】 

上顎前突症例1.

Before

After

『下顎(下あご)の成長が期待できる小学生・中学生』
上の歯が前につき出ている噛(か)み合わせを上顎前突と言います。うまく噛むことができず、前歯を折ったり唇を切ったりしやすく見た目もよくありません。成長期のお子さんで、骨の大きさに問題がある場合は、上顎骨(上あご)の発育を抑制したり、下顎(下あご)の成長を促進したりします。乳幼児期がほとんどですが、不良習癖(弄舌癖、口呼吸等)がある場合とか臼歯の位置がズレた場合は、この時期に改善をしておきます。

この治療は成長が早い時期に行うのが望ましいです。
最終的な咬合の確立はやはり高校生の頃に、すべての歯牙にブレースをつけて行う。この時期に非抜歯か抜歯(抜歯部位)の決定をします。

上顎前突症例2.

Before

After

『下顎(下あご)の成長が終わった高校生・成人の場合』
上下顎骨の成長は終了しているので、歯牙の抜歯によって改善をすることになります。極度の骨格性の上顎前突の場合は、顎切りの手術を併用して矯正治療を行っていきます。

下顎前突【かがくぜんとつ】

【子供の受け口の場合】
歯性(歯が原因)の反対咬合は、比較的簡単に治療できますが、骨格性(骨格が原因)の場合、下顎骨(下あご)自体の過成長や上顎骨(上あご)の劣成長が主な原因になります。治療が複雑で、期間も長くかかってしまいます。下顎前突は、家族歴(親、兄弟などに同じ歯並びの人がいる)があると、骨格的に遺伝しやすいので要注意です。
下顎前突(受け口)は、数ある歯列不正のタイプの中でも特に早期に治療を開始する必要があります。最近では、乳歯列の反対咬合のお子さんも時折見かけます。 早期に受診されることをおすすめします。

治療としては、下顎骨の成長発育抑制と上顎骨の成長発育促進がポイントです。最終咬合確立は思春期成長のほぼ終わりに近づいた高校生の時がベストと思われる。矯正治療の適応範囲を超えれば外科矯正が必要となります。

下顎前突【かがくぜんとつ】

Before

After

矯正治療で治療可能なケースもありますが、限界もあります。矯正治療のみで対応できない場合は外科(顎切り)矯正が必要になります。

上下顎前突【じょうげがくぜんとつ】

上下顎前突症例

『上下の歯を抜いて口元が改善したケース』

Before

After

叢生【そうせい】

叢生(そうせい)とは、歯が歯列上でガタガタしている状態を言います。
この状態を放っておくと、
・歯みがきが上手にできず、虫歯、歯周病になりやすい
・審美的に良くない
・物が上手くかめない
等の問題があります

叢生の治療には
1.上あご・下あごの歯列を広げ、得られた隙間に歯を並べていく方法
2.歯を並べる隙間を得るために何本かの永久歯を抜いて出来た隙間に歯を並べていく方法
いずれの治療も理想的な歯並び・かみ合わせを得るため、マルチブラケットを最終的に入れて治療を行っていきます。

叢生症例1.

『歯が大きくても早期治療により非抜歯にて治療出来たケース』

Before

After

叢生症例2.

『成人で歯を抜かずに治療を行ったケース』

Before

After

叢生症例3.

『歯を抜いてガタガタの改善・口元の改善を行ったケース』

Before

After

上下顎前突とは上下の歯が前方へ出ていることにより、安静時に口が閉じられない(閉じにくい)、閉じると下顎にうめぼし様のものが出来る状態を言います。
多くの場合、下顎骨の発育不良、オトガイ筋の緊張が強いことによる。口元の突出による審美的な問題や、口呼吸による歯肉が腫れやすい等の問題があります。

開咬【かいこう】

開咬(かいこう)とは、歯をかみしめても歯が咬み合わさることができないため、上下に隙間があいてしまう症状です。食べ物をかみ切れなかったり、発音が不明瞭になるだけでなく、顎関節へ負担がかかる場合があります。指しゃぶり、弄舌癖等の不良習癖による場合は習癖の除去につとめる。多くの場合、矯正治療で改善可能ですが、極度な骨格性開咬は外科手術の可能性もあります。

開咬【かいこう】

Before

After

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